みんなの居場所ありのまま
1.団体の概要(フェイスシート)
ふりがな | みんなのいばしょありのまま |
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名称 | みんなの居場所ありのまま |
所在地 | 〒289-1733 住所千葉県山武郡横芝光町栗山702-2 |
電話番号 | 080-9208-6789 |
FAX番号 | 0479-74-8168 |
メールアドレス | miho.uchida@arinomama.org |
HPアドレス | https://arinomama.org/ |
開設年 | 西暦2019年 |
ふりがな | うちだみほ |
設置者・団体 | 内田美穂 |
設置者・団体の性格 | 法人格を有しない任意団体 |
2.活動等の状況
①受入の対象 | |
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受入対象年齢(学齢) | 下限:なし 上限:なし |
在籍できる上限年齢 | 上限:なし |
備考 |
②受入の条件(ある場合に記載) |
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本人の意思であること |
③運営形態(複数回答可) |
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通所型宿泊型訪問型その他 |
④子どもの学びや活動上の開所日数や時間 | |
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開所日数 | 週 5 日 |
曜日 | 月火水木金土日 |
備考 | |
長期の休み | 夏休み年末年始春休みその他 |
⑤1日の開所時間 | |
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開所 10時 00分~閉所 21時 30分 | |
備考 | 夜の部は英語教室 |
⑥子どもの人数(2020年9月19日現在) | ||||
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子どもの数 (2020年9月19日現在) |
人数 | 特徴(あれば) | ||
就学前 | 0人 | |||
小学生 | 4人 | |||
中学生 | 5人 | |||
学齢期超
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15~17歳 | 3人 | ||
18~19歳 | 0人 | |||
20歳以上 | 0人 | |||
合計 | 12人 | |||
2020年度の年間入会(入学)者数 | 2人 | |||
年度の年間退会(卒業)者数 | 0人 |
⑦スタッフの概況 | ||
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常勤 | 有給 | 1人 |
無給 | 0人 | |
非常勤 | 有給 | 0人 |
無給 | 0人 | |
ボランティア | 有償(実費の支弁など) | 5人 |
無償 | 1人 |
⑧ホームページ等で公開している情報 | ||
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理念や特長入会案内・入会条件代表・責任者名、役員在籍している子どもの概況(人数・年齢等)スタッフの概況(人数・体制等)学びや活動のようす入会金・会費(授業料)・その他費用等団体・スクールの財務状況問い合わせ先や方法 |
⑨活動内容(複数回答式) | ||
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個別の対応や学び授業形式(講義形式)による学び社会体験(見学、職場体験など)自然体験(自然観察、農業体験など)調理体験(昼食づくりなど)芸術活動(音楽、美術、工芸など)スポーツ活動宿泊体験子どもたちによるミーティング学びの成果、演奏や作品などの発表会居場所提供相談・カウンセリングSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)受験勉強就労訓練保護者会、親の会その他特色ある活動 |
3.私たちの団体・スクールの理念、学び・活動の特長
ありのまま理念 ・子供のワクワクは、未来へと生きる力 ・子供の何で?は、未来を創り上げる力 ・子供の失敗は、未来なる挑戦への道しるべ ホッとできる居場所 田舎であることを生かし、海や森での活動、畑で野菜を育てるなど、自然と触れあう機会が多い。 地域のイベントへの参加。 英語教室があること。 |
4.おおむねこの3年間で、私たちが重点的に取り組んできた方針とその方針の背景にあった子どもの状況やニーズ、団体・スクールの状況等
重点的に取り組んでいることは、 ①まずは母親を笑顔にすること。 親の会、親向けカウンセリング、親向けランチ会を含む観光ツアー、セミナー、親子で参加できるイベント開催など。 母親の笑顔が、子供の心の回復を促し、子供が外との関わりを求めるくらい元気になるため。 ②体験を通した自発的な学び。 大人の言うことをしっかり聞く=良いことという「枠」を外し、自分の気持ちや自分の意見を言えるような雰囲気作りをしている。 英語教室では、英語で自分を表現できることが最終目標。 学校教育に合わない子が、新しい形の学びを選択できる場になることを目指している。 |
5.おおむねこの3年間で、学びや活動において、成果のあった特長的な取組事例
(重点的な取組方針に沿った事例を記述し、その取り組みについて該当する観点①~⑤を選択。加えて、それ以外の特長的な事例があれば、あわせて1~3事例まで記述可)
事例1:Aくん(高校3年生) |
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観点①基礎的な学力の習得観点②体験的な学びや活動観点③個性や特徴、個別性に応じた学びや活動観点④子どもの協同的な学びや活動観点⑤その他
1.取組の概要
スポーツ活動や登山で関係を築き、元気になってきた頃に学習支援に切り替えた。現在は通信制高校のレポート提出に向けての支援をしたり、進路について相談に乗っている。 2.子どもの習得・経験・成長のようす
全日制の高校に通っていたが、次第に行けなくなり、通信制に移ったがそこから約1年登校できなかった。 スポーツが好きな子なので、フリースクールで卓球をしたり、ウォーキングをしたりして過ごしていた。 イベントの登山で、異年齢の子や、他の不登校の子供たちと触れあったことで、もう一度学習したいという意欲が生まれ、1年分のレポートを2ヶ月で終わらせ、ギリギリ間に合って3年に進級できた。 3年に進級してからは、スクーリングもほぼ順調に行けるようになった。現在は、レポートをしにフリースクールに通っている。 3.スタッフの関わり方やコミット
彼のペースに合わせて通所時間を決めている。ゆっくりでいい、ムリしないでいい、自分のペースで進めばいい、立ち止まっても、後退してもいいという声がけをしている。 4.さらに充実・発展させるための改善点や方策など
卒業後の進路として、留学を希望しているため、今後はレポートを進める他に英会話の授業もしてみようと話をしている。 お母さんが少し過干渉気味なので、母親の支援も引き続き必要。 5.付記事項
元バレー部のため、ありのままとして共同主催しているビーチバレーに時々参加している。コミュニケーションが苦手だが、彼をそのまま受け入れてくれるメンバーに囲まれて、ほぼしゃべらないけど、楽しく過ごせている。 ここで受け入れられている体験が彼を更に前向きにさせている。 |
事例2:Bくん(高校1年生) |
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観点①基礎的な学力の習得観点②体験的な学びや活動観点③個性や特徴、個別性に応じた学びや活動観点④子どもの協同的な学びや活動観点⑤その他
1.取組の概要
母親のカウンセリング 2.子どもの習得・経験・成長のようす
コロナ休校明けから不登校になる。入学から一度も登校していない。 母親が定期的なカウンセリングを受け始めた頃は、部屋にひきこもって家族とまったく話せない状態だった。 定期的に母親のカウンセリングをして1ヶ月ほどで、部屋から出てくるようになり、今はリビングで家族と過ごすことも多くなってきたという。 自転車で1人で外出できるまでになった。 3.スタッフの関わり方やコミット
母親に共感的理解を示しつつ、子供の辛さをしっかり理解できるようサポート。 4.さらに充実・発展させるための改善点や方策など
カウンセリングの他に、親の会で多くのお母さんと話す機会を作っていく。 セミナーや不登校に関する資料、情報などを提供する。 5.付記事項
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6.子どもの進路について
退会(卒業)の子どもの進路選択の特徴、進路先の具体例、OB・OGの活躍や特記すべき事例など |
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まだ卒業生がいない。 |
7.子どもの学び・活動の向上、団体・組織の向上のために、私たちが取り組んでいること(研修・評価など)
安定的に活動を続けていけるようにNPO法人化に向けて準備している。 セミナー等に定期的に参加し、多様な学びの最先端の情報や他の団体の取り組みなどを学んでいる。 また、スタッフ同士で研修内容の情報の共有をしている。 |
8.私たちの団体・スクールの組織・運営について
・どのようなしくみがあるか ・反映した成果の実例 ・今の課題は何か などの観点で記載
①子どもの意見を反映するしくみ、子どもが参加・参画するしくみ、その取組と成果について |
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常に子供の意思を確認している。言葉で表現することが苦手な子は特に注意して接するようにしている。 子供が自分の意見を積極的に伝えるとうになった。 |
②スタッフの意見を反映するしくみ、スタッフが参加・参画するしくみ、その取組と成果について |
定期(月1)、不定期にミーティングを開催。 疑問に思ったことは、何度も話し合っている。 信念を持って自発的に動いてくれるスタッフだらけ。 |
③保護者・その他の関係者の意見を反映するしくみ、彼らが参加・参画するしくみ、その取組と成果について |
定期(月1)親と方針や現状を話し合う。必要な時はいつでもライン等で相談できる。 |
9.安全面で実施・配慮していることについて
緊急時対応マニュアル安全管理マニュアルその他、実施していること |
10.子どもやスタッフの人権を守るために実施・配慮していることについて
ハラスメント・虐待・いじめなどに関する宣言等ハラスメント・虐待・いじめなどに関するスタッフ研修ハラスメント・虐待・いじめなどに関する相談ができる体制や仕組みその他、実施していること |
11.学校・行政・地域・団体・NPO・企業等との連携について
①【学校・行政】どのような連携を行っているか、その成果、連携の課題や改善の方策などを記載 |
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学校と生徒の情報を共有しあっている。 連携を取ることで、生徒がスクーリング日に登校しやすくなり、進級することができた。 |
②【地域・団体・NPO・企業等】どのような連携を行っているか、その成果、連携の課題や改善の方策などを記載 |
町のイベントに参加し、地域の人と交流することで、不登校の子って普通の子供なのね、と子供たちへの理解が深まった。 |
12.団体・スクールの理念を実現し、特長を活かし、学び・活動をより発展させるために、課題となっていることと改善のための今後の方針について
今まで個人事業として1人で運営していたが、なかなか1人では手が回らないことも出てきていた。 現在、この地域で多様な学びを広げていきたいという、私と同じ志を持ったメンバーが続々と集まり、NPO法人化に向けて準備を進めている。 一番の問題は活動資金なので、NPO法人化し、助成金を貰うことで、事業を継続的に運営していける基盤作りをしていく予定。 不登校という言葉が要らない社会を見据えて、学校以外の教育の場として選択してもらえるような、新しい学びの場としての法人を目指している。 |