8/3 県教委員との懇談会
8月3日(火)に、懇談会を行いました。
場所は、今年一月に会員になられた、船橋市のFIS(Free+ International School)さんをお借りしました。
FISさんHP→https://free-is.org/grade/
当日は、CFN会員12名、県教育委員会生徒指導課の方3名、千葉県教育機会確保議員連盟より吉本先生、松戸先生のお二方がご参加されました。
主に話されたものを、ご紹介します。
・千葉県版 不登校児童生徒・保護者のためのサポートガイドの普及について
今年度初め、千葉県各市町村(政令指定都市除く)に配布され始めたガイドですが、活用していくまでは壁があるというお話が出ました。
学校までは届いているが、そこできちんと内容や意義を共有されず「これを渡したら、不登校を助長してしまう」というような誤った認識によって、困難を抱える各ご家庭までは届かない様子が、報告されました。
教育委員会のみなさんとしても、地道な研修や配布によって、理解を広めていっていただいている様子も共有され、今後とも公民協力して、家庭が孤立しないように情報を広めていくことを確認しました。
また、年度末を目途に令和3年度版の製作も予定されているとのことです。
・千葉市教育機会確保の会の共有
千葉市教育機会確保の会より、フリースクールへの経済的支援について共有されました。一施設50万円以内、トータルで500万円上限で、助成が決まったそうです。
また、千葉市内のフリースクール等の居場所につながっている保護者に対して行われたアンケート結果も共有されました。不登校の理由や市に対する要望などの項目があり、特に経済的支援と子どもが喜んでいく場所への支援が多く、改めて保護者の方々への支援について考え合いました。
・人材育成、研修について
フリースクールでも子どもへの安全配慮義務を整備していく必要性が出されました。今後、セーフガーディングの研修を行っていこうという点や、教員研修の中の、安全配慮義務などのフリースクールでも共通する課題についての講義を受講できないかどうか、不登校についての教員研修を協同で実施する道などについて意見交換を行いました。
現在でも、各公立学校の校内研修では、フリースクールのスタッフが講師として呼ばれることはありますが、それを県教委員レベルで行えないか、持ち帰って検討していただけるようです。
酷暑の中、みなさんお疲れ様でした。
様々な課題が双方から出されましたが、一歩ずつでも協力して前に進めていきたいですね。