フリースクール東京シューレ流山

1.団体の概要(フェイスシート)

ふりがな ふりーすくーる とうきょうしゅーれながれやま
名称 フリースクール東京シューレ流山
所在地 〒270 住所0121
電話番号 047-199-7141
FAX番号 047-199-7141
メールアドレス nagareyama@shure.or.jp
HPアドレス https://www.shure.or.jp/nagareyama/
開設年 西暦2004年
ふりがな えぬぴーおーほうじんとうきょうしゅーれ
設置者・団体 NPO法人 東京シューレ
設置者・団体の性格 NPO法人

2.活動等の状況

①受入の対象
受入対象年齢(学齢) 下限:6 歳 上限:20 歳
在籍できる上限年齢 上限:23 歳
備考
②受入の条件(ある場合に記載)
条件は、子ども本人の意思です。
流れとしては、まずオープンデイ(無料)にきていただき、気になるようでしたら体験見学(3回 5250円)に入ってもらいます。
体験3回目の時点で、子どもの人に入会したいかどうかを確認します。
③運営形態(複数回答可)
通所型宿泊型訪問型その他
④子どもの学びや活動上の開所日数や時間
開所日数 週 5 日
曜日
備考
長期の休み 夏休み年末年始春休みその他
⑤1日の開所時間
開所 10時 00分~閉所 17時 00分
備考 水曜日のみ 13:00~17:00
⑥子どもの人数(2022年7月7日現在)
子どもの数
(2022年7月7日現在)
人数 特徴(あれば)
就学前 0人
小学生 3人
中学生 9人
学齢期超
15~17歳 8人
18~19歳 4人
20歳以上 0人
合計 24人
2021年度の年間入会(入学)者数 5人
2021年度の年間退会(卒業)者数 3人
⑦スタッフの概況
常勤 有給 2人
無給 0人
非常勤 有給 1人
無給 0人
ボランティア 有償(実費の支弁など) 2人
無償 0人
⑧ホームページ等で公開している情報
理念や特長入会案内・入会条件代表・責任者名、役員在籍している子どもの概況(人数・年齢等)スタッフの概況(人数・体制等)学びや活動のようす入会金・会費(授業料)・その他費用等団体・スクールの財務状況問い合わせ先や方法
⑨活動内容(複数回答式)
個別の対応や学び授業形式(講義形式)による学び社会体験(見学、職場体験など)自然体験(自然観察、農業体験など)調理体験(昼食づくりなど)芸術活動(音楽、美術、工芸など)スポーツ活動宿泊体験子どもたちによるミーティング学びの成果、演奏や作品などの発表会居場所提供相談・カウンセリングSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)受験勉強就労訓練保護者会、親の会その他特色ある活動

3.私たちの団体・スクールの理念、学び・活動の特長

フリースクール東京シューレは、子どもが安心していられる居場所です。
自分が自分であることを大切にします。安心から自信が生まれてきます。

子どもがやりたいことを応援します。どうしたら実現できるかを一緒に考え、それに向けたサポートを行います。

「自分のことは自分で決める、みんなのことはみんなで決める」ことを大切にしています。週に一回の子どもミーティングを通して、活動の様々なことを決めています。

集まってきたそれぞれの人の違いを大切にしあいます。
いろんな個性、感性、ペース、趣味、能力・・・「みんな違ってそれがいい」ことを大切にします。

4.おおむねこの3年間で、私たちが重点的に取り組んできた方針とその方針の背景にあった子どもの状況やニーズ、団体・スクールの状況等

・高校コース
小学生で不登校になり、フリースクールで楽しく過ごしてきた子どもたちが高校進学年齢になったことで、そのニーズの高まりと共に人数が増え、現在10名の在籍生がいます。
ほとんどが、流山シューレで楽しく過ごしていた中学生で、このまま安心安全な居場所で高卒資格を取りたいという希望が強くあります。
また、内部生だけではなく、外部からの進学生もいます。
長く不登校で、不登校でも通いやすい居場所と高校を探していたという例や、不登校ではないが、フリースクール的な高校を探してきたという人もいます。
高校コース在籍生は増えましたが、あまり勉強の雰囲気が強くなりすぎないよう、気を配っています。

・親の会
直接的なフリースクールの活動ではありませんが、親の会の開催日数を倍に増やして、重点的に取り組んでいます。
親が安心することが、子どもの安心につながります。また、フリースクールで育ってきた15歳~18歳の高等部会員たちが、興味を持ち親の会にて自らの体験を話してくれることもあります。
その体験談をきくことで、親の方にも様々な気づきがあるようです。

5.おおむねこの3年間で、学びや活動において、成果のあった特長的な取組事例

(重点的な取組方針に沿った事例を記述し、その取り組みについて該当する観点①~⑤を選択。加えて、それ以外の特長的な事例があれば、あわせて1~3事例まで記述可)

事例1:
観点①基礎的な学力の習得観点②体験的な学びや活動観点③個性や特徴、個別性に応じた学びや活動観点④子どもの協同的な学びや活動観点⑤その他

1.取組の概要
2.子どもの習得・経験・成長のようす
3.スタッフの関わり方やコミット
4.さらに充実・発展させるための改善点や方策など
5.付記事項

6.子どもの進路について

退会(卒業)の子どもの進路選択の特徴、進路先の具体例、OB・OGの活躍や特記すべき事例など
・高校進学(県立松戸南高校、県立千葉大宮高校、その他通信制高校)
・大学進学(目白大学、麗澤大学等)
・専門学校進学
・高専門学校進学
・予備校
・フリーター

7.子どもの学び・活動の向上、団体・組織の向上のために、私たちが取り組んでいること(研修・評価など)

年に3回の人権研修を義務付けています。
不定期に専門家を呼んでの講演会などの研修を行っています。

また、千葉県子どもと親のサポートセンターの講座や、フリースクール全国ネットワークの研修を受講し、スタッフの質の確保を行っています。

8.私たちの団体・スクールの組織・運営について

・どのようなしくみがあるか  ・反映した成果の実例  ・今の課題は何か などの観点で記載

①子どもの意見を反映するしくみ、子どもが参加・参画するしくみ、その取組と成果について
毎週月曜日に子どもミーティングを行っています。

みんなのことをみんなで決める時間です。
議長と書記(ボード)は立候補制で、子どもが運営して行っています。
主な議題は、調理講座やお菓子作り講座のメニューや、イベントの日にやることなどから、子ども予算のお金の使い道まで多岐に渡ります。

そこで、子どもたちは自分の意見を言うこと・人の話をきくこと・自分自身で決められること・どうしたらやりたいことが実現できるか、など様々なことを学びます。
そこで可決された企画を、さらに話し合うために、ミーティングのあとに有志で実行委員会を開くこともあります。

こうして、子どもが作る活動が生まれていきます。

②スタッフの意見を反映するしくみ、スタッフが参加・参画するしくみ、その取組と成果について
毎週水曜日に行っている、スタッフミーティングにて、全スペースの常勤集まって話し合いを行います。

そのスタッフミーティングの場で行われる提案や意見を、スタッフ理事が理事会に諮り、提案を理事会の決定に反映させる仕組みもあります。

③保護者・その他の関係者の意見を反映するしくみ、彼らが参加・参画するしくみ、その取組と成果について
月に一回の保護者会にて、保護者とのコミュニケーションを取っています。
また随時、電話・メール・面談でご意見・相談を受けています。
保護者同士が交流するSNS(スラック)もあります。

9.安全面で実施・配慮していることについて

緊急時対応マニュアル安全管理マニュアルその他、実施していること
自由入力:年二回の避難訓練の実施

10.子どもやスタッフの人権を守るために実施・配慮していることについて

ハラスメント・虐待・いじめなどに関する宣言等
ハラスメント・虐待・いじめなどに関するスタッフ研修
ハラスメント・虐待・いじめなどに関する相談ができる体制や仕組み
その他、実施していること
自由入力:心と体の安全を守るためのガイドブック配布

11.学校・行政・地域・団体・NPO・企業等との連携について

①【学校・行政】どのような連携を行っているか、その成果、連携の課題や改善の方策などを記載
会員の在籍校との連携
・学割定期の適応
・出席日数扱い
・希望する先生の見学受け入れ

地域との連携
・流山子育てネットワーク加盟

企業との連携
・Amazon 倉庫の社会科見学

②【地域・団体・NPO・企業等】どのような連携を行っているか、その成果、連携の課題や改善の方策などを記載
フリースクール全国ネットワーク加盟 JDECなどのイベントに参加

千葉県フリースクール等ネットワーク加盟 運営・県との懇談・交流など

12.団体・スクールの理念を実現し、特長を活かし、学び・活動をより発展させるために、課題となっていることと改善のための今後の方針について

財政的な課題があります。会員からの会費、寄付、助成金だけでは運営は厳しく、常に経営の面に頭を悩ませている問題です。その改善のために、自治体に働きかけ、公的助成につながるよう活動をしています。千葉県フリースクール等ネットワークで、そこを実現できればと思います。

子どもへの人権侵害のリスクは、学校現場だけではなくフリースクールにも存在しています。子ども一人一人の安心安全を守るために、スタッフの倫理綱領・行動規範・ガイドラインを作成し、定期的な人権研修を行っています。